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40代妻、30代夫、4歳娘の日々の日記

君に届くな(夫の日記)

この人と一生一緒に過ごしたい、この人となら一生一緒にいられる、と思えたから結婚したのに、生活というものは、この人にだけは見せたくないような汚くてめんどくさくて、しょうもない自分が露呈する現場だから、結婚生活は時に惨めでしんどい。でも、そんな惨めさもしんどさも乗り越え続けた先には阿吽の呼吸とかツーカーの仲とか呼ばれる世界が待っているのかもしれない。言葉を尽くすというのはほんとうにしんどくて、僕は早々に投げ出してしまうのだけれども、妻は辛くても健気に僕に言葉を尽くしていたのだな、ということを今さら知って泣き合う夜でした。他人からすればダサくてみっともなくてしょうもないことを懸命に乗越えていくのが、夫婦とかコンビとかバンドとかなんだろうな。解散しないことの尊さに想いを馳せる。