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40代妻、30代夫、4歳娘の日々の日記

コミュニケイション・バリア(夫の日記)

金曜日の取材準備をする。いろいろなインタビューを読み、インタビュイーの語ってきたこと、それによって形作られたイメージを知る。著名人をインタビューするときには、未だ語られていない(うえに面白い)ことをひとつでも聞けたらいいかな、と思う。

 

娘は未だ語らないことばかりで形成されていて面白い。それでも明らかな個性がある。これから大きくなって、言葉を獲得して、いろいろなことを話し、いろいろなことを話さない。そうやって、彼女の輪郭はより鮮明になっていく、あるいは捉えどころのない靄になっていく。実際はそのどちらでもあろう。僕は娘にインタビューしつづけたい。しつづけられるような、余裕のある人間になりたい。そのためにライターの仕事をがんばろうか(夫はフリーライターをやっております)。

 

えらそうなこと言ってみたけれど僕はまだぺーぺーで、一度だって満足いく仕事をしたことはない。人の話を聞くのはほんとうに難しいことなんだ。

 

今日は妻に嬉しい仕事が決まった。この町に越してきてたった一年、自分の力で既存のコミュニティに飛込み、コミュニティに新たな価値をもたらす彼女の勇気とエネルギーと実力にひれ伏す。この家庭において、彼女のポテンシャルを最大限発揮させてあげることができてないのが現状で、僕はもっと彼女にとって居心地のいい家をつくってやらなきゃいけない。やるべきことがあまりにもある。